建売住宅は、完成した家を実際に見てから購入できるのが大きなメリットです。
しかし見学のとき、「どこをチェックすればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

新築にワクワクしすぎて、なんとなく終わっちゃった…
見学(内覧)は、写真や間取り図では分からない “リアルな暮らし心地” を確かめる大切な機会。
この記事では、建売住宅の見学で見るべきポイントを分かりやすくまとめました。
事前準備のコツや入居後のよくある後悔も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


建売住宅の見学はなぜ大切?
建売住宅の見学では、間取りの使いやすさ・日当たり・周辺環境など、暮らしに直結するポイントを自分の目で確認できます。
実際に見学することで、自分たちの理想や希望がハッキリ見えてくることも。
「家族の生活スタイルに合うか」「本当にこの立地でいいか」といった判断材料も増えてきます。



妥協できるポイントも見えてくるよ
担当スタッフの説明を聞きながら、“自分の感覚” を大切にすることが後悔しない家選びにつながります。
見学前に準備しておくこと(事前チェック)
内覧予約は計画的に
複数の物件を比較したい場合は、1日で2〜3件程度が理想。
午前と午後でエリアを分けるなど、無理のないスケジュールを組みましょう。
また、混雑を避けたいなら平日や午前中の予約がおすすめです。
チェックリストと撮影ツールを準備
現地では意外と時間が限られます。
見落としを防ぐため、チェックリスト・筆記用具・スマホカメラを持っていくと安心。
特に似た間取りの物件を複数見る場合、写真で比較できると後で整理しやすくなります。



写真はスマホは十分だけど、充電切れに注意!
家族で優先順位を決めておく
「立地」「価格」「間取り」「設備」など、家族で何を重視するかを事前に話し合っておくのもポイントです。
希望を整理しておくと、見学中に相談したり迷わず判断できます。
見学当日のチェックポイントとよくある後悔・見落としポイント
外観・周辺環境
まずは建物全体と周囲をしっかりチェックしましょう。
- 駐車スペースの広さ
- 前面道路の幅や交通量
- 車の入出庫のしやすさ
- 建物全体の日当たりや風通し
- 隣家との距離、窓の位置関係
- ゴミ集積所や電柱の位置
家の外観や庭の様子に加え、隣家や周辺環境との関係も確認します。
静かな時間帯だけでなく、平日夕方や休日の様子も想定しておくとイメージがつかみやすくなります。
よくある後悔・見落としポイント
- 軒(のき)や庇(ひさし)がなく、雨の日に窓を開けられなかった
- 隣家との距離が近く、カーテンを開けるとお互いのリビングが丸見え
- 休日は静かだったが、平日朝は通勤ラッシュで車が出にくかった



気になる物件なら時間帯を変えて何度かチェックしたいね
詳しい “後悔例と回避法” は、こちらの記事でも紹介しています。


室内(間取り・動線・設備)
間取り図だけでは分からない、実際の使いやすさを体感します。
- 玄関や階段の広さ
- キッチンから洗面・ベランダへの動線
- 収納の位置とサイズ
- キッチンなど設備のメーカーやグレード
- コンセント・照明スイッチの配置
- 窓の高さや採光のバランス
床や建具の質感、引き戸の動きや開く向きなど、使い勝手にも注目を。
生活動線がスムーズかどうか、実際に歩いて確認するのがおすすめです。
よくある後悔・見落としポイント
- 洗濯機と物干しスペースが離れていて、毎日の家事が面倒になった
- リビング階段に扉がなく、冬は冷気が降りて寒かった
- 収納の奥行が合わず、引っ越し前の収納ケースが使えなかった



朝起きて出かけるまでの流れを、見学中にシミュレーションしてみるとリアルに感じられるよ
建物の状態・仕上がり
建売住宅は完成済みだからこそ、細部の仕上がりを見極めることが大切です。
- 壁紙(クロス)の浮きや汚れ
- 床や建具の傷
- サッシやドアの歪み
- 水回りの水圧・排水の匂い
- 設備(換気扇・照明など)の動作確認
実際にドアや窓を開け閉めしたり、可能であれば水を流したりして「音・感触・におい」を確かめておきましょう。
建売住宅の場合、入居後に見つかった不具合も、保証期間内であれば修正してもらえることが多いです。
そのため、保証内容やアフターサービスの範囲を確認しておくのも忘れずに。
よくある後悔・見落としポイント
- 断熱材や防音性能が思ったより低く、外の音が気になった
- 見学時には気づかなかった傷やクロスの浮きが、入居後に目立った
- 換気口や窓の開閉がスムーズでない箇所があり、確認不足だった



気になるところは「ここ直せますか?」とその場で聞いてみよう
オプション・諸費用
建売住宅は “完成してすぐ住める” のが魅力ですが、表示価格にすべてが含まれているとは限りません。


見学時にオプションや諸費用の内容を確認しておくと、あとからの出費を防げます。
- カーテンレール・網戸・照明・エアコンなどは標準装備か
- 外構(フェンス・駐車スペース舗装・ポストなど)の範囲
- 登記費用・火災保険・仲介手数料などの諸費用
- オプション設備の追加料金(食洗機・浴室乾燥など)
実際の見積もりや仕様書を見ながら、「この金額に何が含まれているのか」を必ず確認しておきましょう。
また、ローン諸費用や引っ越し費用なども合わせて、トータルの予算感を持つことが大切です。
よくある後悔・見落としポイント
- 「照明込み」と思っていたが、実際はリビングだけで他は追加費用だった
- 外構が最小限で、フェンスやカーポートを後付けして出費が増えた
- 引っ越し費用や火災保険を見込んでおらず、想定より総額が上がってしまった



オプションは小さな積み重ねで大きな差になるから、見学の時に「標準と追加の境界線」を聞いておこう
周辺施設・地域
家の中だけでなく、周辺エリアの利便性も暮らしやすさに大きく関わります。
- スーパーやドラッグストアまでの距離
- 学校・保育園・公園・病院の位置
- 駅やバス停までのアクセス
- ゴミの分別ルールや収集日
- 夜間の明るさや治安
日常生活を思い浮かべながら、「ここに住んだらどんな一日になるか」を想像してみましょう。
よくある後悔・見落としポイント
- スーパーやドラッグストアが思ったより遠く、徒歩では不便だった
- ゴミの分別ルールが厳しく、戸惑うことが多かった
- 夜間の街灯が少なく、防犯面で少し不安を感じた



ゴミの分別ルールなどは事前にネットでも調べられるね
見学後にしておきたいこと


見学が終わったら、撮った写真やメモを見返して整理します。
複数の物件を見たときは、印象が新しいうちに比較メモを残すのがコツ。



家に帰って気づくことも!
また疑問点や気になる箇所は、早めに担当スタッフへ確認しましょう。
契約前にしっかり聞いておくことで、トラブルや後悔を防げます。
まとめ|“見るだけ” でも得られる情報は多い!
建売住宅の見学は、写真や資料では分からない情報を得られる絶好の機会です。
実際に現地を歩くことで、「この家に住む自分たちの姿」がより具体的に見えてきます。
気になる物件があれば、まずは気軽に見学してみましょう。
見るだけでも学べることが多く、理想のマイホーム探しの第一歩になりますよ。



「見るだけ」でも気づきがいっぱいあるから、気軽に行ってみてね
【わが家が後悔のない建売選びができた理由】
「良い建売住宅」に出会えるかどうかは、たしかにタイミングやご縁も関係します。
でも、実は “当たり” を引ける確率をグッと高める方法があるんです!
- 自分たちの理想・希望をしっかり言語化しておく
- 家の性能や価格相場について、ある程度知識を身につける
- いくつかの物件や会社を比較して、目を養う
とはいえ、これらを自力で全部やるのは大変そう…時間もかかりそう…と思う方も多いはずです。
そんなときにオススメなのが「注文住宅(モデルハウス)の見学」に行くこと。
実は、注文住宅を見学すると
- 住宅会社の提案力や標準仕様が分かる
- 建売と注文の“違い”がよく理解できる
- 予算や希望の整理が自然とできる
などなど、建売選びにも大きなメリットがたくさん。



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