
こんにちは、「たてうり日和」を運営しているひよりです。
これまでの記事では、「注文住宅を検討したきっかけ」から「建売住宅を見比べて感じたこと」まで、
家探しの過程をリアルに振り返ってきました。
最終回となる今回は、わが家が最終的に“建売住宅を選んだ理由と決め手”についてお話しします。
- 決め手は「価格×立地×タイミング」のバランス
- 完成物件を見て選べる安心感は大きい
- 理想を追いすぎず、“暮らしやすさ”を重視するのが満足のコツ
決め手となったのは“タイミングとご縁”
複数の建売住宅を見学していた頃、そのうちの一社(地元工務店)から「値下げ情報」の連絡をもらいました。
以前に見学したことのある物件で、立地も間取りも気に入っていた家です。



あの家、まだ残ってたんだ!
タイミングよく、希望エリアで出ていた他の土地情報が流れてしまったこともあり、“もう一度見に行ってみよう”ということになりました。
実際に再訪してみると、内装の雰囲気も、日当たりもやっぱり好印象。
そして、何よりも「ここに住むイメージが自然に浮かんだ」のです。



外観や内装のカラーデザインも、不思議と自分たちに合っている気がしたんだよ
【無理して背伸びせずに、この家で暮らすのが現実的かもしれない】
このとき初めて、心の中で“注文住宅ではなく“建売を選ぼう”という決意が固まりました。
建売を選んだ理由①:価格と立地のバランス
最も大きな理由は、価格と立地のバランスが良かったことです。
当初希望していた注文住宅では、建物だけで予算オーバーになるケースが多く、さらに土地を探す手間や時間もかかります。
一方で建売住宅は、土地+建物+外構まで含めて価格が明確。
総額が把握しやすく、資金計画を立てる上でも安心感がありました。



“諸費用込みでいくら”がすぐ分かるのはありがたい!
しかも駅から徒歩圏内で小学校も近かったため、家族での暮らしを想像しやすかったのもポイントでした。
建売を選んだ理由②:完成物件で安心できた
もうひとつの決め手は、完成した家を実際に見てから選べたことです。
注文住宅だと、完成するまで図面やパースでしか確認できず、「思っていたより狭い」「光の入り方が違う」といったギャップが起こりやすいですよね。
建売住宅はすでに完成しているので、部屋の広さや日当たり、動線の使い勝手をその場で確認できます。



“現物を見て選べる”のは本当に大きな安心感だったなぁ
さらに、完成済みということは引き渡しまでが早いという利点もありました。
わが家は「子どもが入学するまでに引っ越したい」という希望があったので、スケジュール的にも余裕ができました。



注文住宅だと入居まで1年近くかかるから、決めないと間に合わなくなるタイミングだったんだ
建売を選んだ理由③:資産価値を感じた
もうひとつ意外だったのは、思っていたよりも資産価値が高いと感じたことです。
その物件は地元でも人気のエリアに位置しており、生活施設も揃う整った街並み。
「この立地なら、もし将来売ることになっても価値は落ちにくい」と感じました。



“建売=価値が下がる”と思ってたけど、立地次第なんだね
実際、販売価格を見ても同じエリアの中古住宅と大きな差はなく、むしろ築浅で設備が新しい分、コスパが良いと感じたほどです。
決断前に感じた不安と向き合い方
もちろん、不安がなかったわけではありません。
特に気になったのは、
- 建物の品質は大丈夫?
- 購入後のメンテナンスや保証は?
といった点でした。
しかし、見学時に施工会社の説明が丁寧で信頼できたこと、保証内容もきちんと提示されていたことで安心できました。



家の詳細なデータと一緒に渡された資料には、建設途中や地鎮祭の写真もあったのが印象的だったよ
また、担当者が“売るだけ”でなく“住んでからのこと”も話してくれたのも好印象。
結果的に「この人たちから買いたい」と思えたのが大きかったです。
実際に住んでみて感じたこと
入居後しばらくして感じたのは、「建売でも十分満足できる」ということ。
たしかに収納や間取りの細かい部分では「もう少しこうだったら」と思うこともありますが、それ以上に“便利さ”や“暮らしやすさ”が勝っていました。
- 家事動線がスムーズ
- 防音と断熱の性能が高い
- 子どもの遊び場がすぐそばにある
毎日の生活のしやすさこそが、家選びで一番大切なことだと実感しています。



“自分たちに合った家”を選べたのが一番の正解だったなと思う
まとめ|“理想”より“暮らしやすさ”を優先して良かった
振り返ると、家探しの始まりは「理想の注文住宅を建てたい」という気持ちでした。
けれど現実と向き合いながら見学を重ねるうちに、わが家にとってのベストは“完成済みの建売住宅”だったと気づきました。
- 実際に見て・体感して選べた安心感
- 無理のない価格で叶うマイホーム
- 家族の暮らしにちょうどいい立地
結果的に、理想をすべて叶えるよりも、暮らしやすさを優先する方が満足度が高いと感じています。



“建売だからこそ、良かった”って今では思えるよ
このシリーズを通して、建売住宅も選択肢のひとつとして前向きに検討してもらえたら嬉しいです。
「たてうり日和」では、これからもリアルな体験と“暮らしに役立つ建売情報”を発信していきます。



家探し中の方が、自分たちらしい住まいに出会えますように




