
こんにちは、「たてうり日和」を運営しているひよりです。
第3回の前回は、初めて「分譲モデルハウス」を見学したときに感じた“建売住宅の良さ”についてお話ししました。
今回はその続きとして、実際に複数の建売住宅を見比べてわかったことを、体験を交えながらお伝えします。
- 複数見学で「自分たちの優先順位」が明確になる
- 立地や日当たりなど“体感”で分かる情報が多い
- 担当者の誠実さも、安心できる家選びの重要な要素
見学を重ねるうちに見えてきた違い
最初に見た建売住宅の印象が良かった私は、その後いくつかの建売住宅を見学してみることにしました。
同じエリアでも、価格・間取り・立地条件によって雰囲気がまったく違います。



同じ3LDKでも、家の広さも収納の配置も全然違うんだね
1軒だけ見ていたときは「こんなものかな」と思っていた部分も、複数見て比較すると「この家はリビングの天井が高い」「こっちは隣家との目線が気にならない」と、自分の中で優先順位が明確になっていくのを感じました。
現地でわかる“立地のリアル”
実際に見学して一番感じたのは、立地は数字では分からないということ。
チラシやサイトで「駅徒歩15分」と書かれていても、歩いてみると坂道が多かったり、歩道が狭く歩きにくかったりすることもあります。



子どもを連れて歩くと交通量の多さが気になったりと、また違う評価になったよ
また、現地に行くと近隣の雰囲気も見えてきます。
人通りや周囲の住宅の雰囲気、音の聞こえ方など、暮らしの快適さに関わる部分は現場でしか分かりません。
この経験から、「立地は地図より“体感”が大事」と実感しました。
間取りの“使いやすさ”は家事動線で判断
建売住宅の間取りは似ているように見えても、実際に歩いてみると家事のしやすさや生活動線がかなり違います。
玄関から洗面所までの距離、洗濯物を干す動線など、日常の動きを意識すると見えてくるポイントがたくさん。



私はリビング横に畳のある間取りが良いと思ったな
間取り図だけでは分からない“使いやすさ”は、現地見学でこそ気づける部分です。
私は見学のたびにスマホで写真を撮って気づいた点をメモし、後からでも振り返れるようにしていました。



イマイチに感じた物件も、マイナス点をメモしておこう
日当たり・風通し・音…“暮らし心地”を肌で感じる
建売住宅は完成しているからこそ、実際の住み心地を確認できるのが大きなメリットです。
部屋の明るさをどう感じるか、窓を開けたときの風通しや周囲の音の聞こえ方など、図面では分からない“生活のリアル”を体感できます。
私の場合、日中の静かさや通風の良さが決め手になりました。



お店が多くて便利な場所なのに、想像以上に静かだった…!
また見学の時間帯を変えることで、より具体的に暮らしを想像できるのでおすすめです。
見学を通して感じた「営業担当の違い」
複数の建売住宅を見て気づいたのが、担当者によって伝わる印象が大きく変わることです。
物件そのものの説明はもちろん、周辺環境や施工会社のことを丁寧に教えてくれる担当者は信頼できると感じました。



“ここはこんな理由でこの価格なんです”って、正直に話してくれた営業さんは印象に残ってるよ
逆に、質問してもあいまいな返答だったり、「今日決めれば〇万円値引きします」といった営業トークが強い担当者には少し構えてしまいました。
担当者の対応は、その会社の姿勢にもつながる部分。
“この人に任せてもいいか”という感覚は、意外と重要だと感じました。



理想はこちらの要望を元に新たな提案してくれるような人だけど、そこまでは中々難しい…
見学して分かった「価格の差」の理由
複数の建売を見ていると、「似たような家なのに価格が違う」と思うことがあります。
その理由を聞いてみると、次のような要因がありました。
- 土地の条件や事情(斜線制限や準工業地域など)
- 仕様や設備のグレード(断熱材・サッシなど)
- 分譲会社や施工会社(保証期間や仕入れルートなど)
- タイミングや販売戦略(決算期、キャンペーンなど)
価格だけで判断するのではなく、何にコストがかかっているのか、なぜ安いのかを知ることが大切だと学びました。



“安い理由”が納得できるなら、それも選択のひとつ!
まとめ|“たくさん見ること”で見えてくる理想の家
複数の建売住宅を見ていくうちに、私たちは自分たちの理想や優先順位をはっきりさせることができました。
- 立地や日当たりなどは、実際に行かないと分からない
- 家事動線や生活のしやすさは、間取り図より“体感”が大事
- 担当者の対応も含めて「安心できる家」を選ぶことが大切



比べるほど、“これがいい”って自分たちの基準が見えてきたよ
さらに好みでない間取りや予算オーバーな物件でも、幅広く見学するのもおすすめ。
条件を変えて複数軒見ることで、“ピンとくる家”に出会える確率がぐんと上がります。
次回は、いよいよ私たちが「この家にしよう」と決めた最終決定についてお話しします。




