「建売住宅」と聞くと、どの会社の家も似たようなものだと思っていませんか?
実は、価格・仕様・性能・保証内容などには大きな違いがあります。
広告やチラシでは見えにくい“差”を見逃すと、購入後に「思っていた家と違った…」と後悔することも。

実際に見学してみるとイメージと違うこともあったよ
この記事では、建売住宅の主なタイプとそれぞれの特徴・比較ポイントをわかりやすく解説します。
「建売住宅ってそもそも何?」という方は、まずはこちらの記事で基本をチェックしてみてください。


建売住宅の主なタイプは3つ
一口に「建売住宅」といっても、供給している会社によって特徴はさまざま。
大きく分けると、以下の3つのタイプがあります。
- パワービルダー系(ローコストタイプ)
- 地域のハウスメーカー・工務店系
- 大手ハウスメーカー系(モデルハウス仕様)
それぞれで価格や仕様、住み心地が大きく変わってきます。
ここからは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
① パワービルダー系(ローコスト)
代表的なのは、飯田グループホールディングス(アイディホーム、一建設、タクトホーム、東栄住宅など)に代表される大手パワービルダーです。
大量に土地を仕入れて同時に複数棟を建築することでコストを抑え、土地付きで購入しやすい価格帯を実現しているのが特徴。
- 価格が安く、土地付きで手が届きやすい
- 物件数が多く、希望エリアで見つかりやすい
- 建物よりも土地価格に比重を置いて選べる
- 間取りや仕様はある程度標準化されている
- 設備や内装、断熱性能は必要最低限なことが多い
- 売主でないことも多く仲介手数料が必要な場合も
「できるだけ費用を抑えて家を持ちたい」「家に自分たちで手を加えたりDIYが好き」という人に向いているタイプです。



設備や内装が最低限なのを逆手にとって、DIYで自分好みに仕上げる人も!
建売がなぜ安いのか、その仕組みや注意点は以下の記事で詳しく解説しています。


② 地域のハウスメーカー・工務店系
全国に数多く存在する地域密着型のハウスメーカーや工務店が手がける建売住宅もあります。
「まちなかモデルハウス」や「ちいさな展示場」と呼ばれる住宅を、一定期間公開したあとに販売するケースも少なくありません。
施工やデザインに工夫が見られ、外構や内装の仕上がりも丁寧な傾向があります。
- 地域密着で施工の質が高いケースが多い
- デザインや間取りに個性が出やすい
- 売主の場合が多く仲介手数料がいらない
- 価格や品質は会社ごとに異なる
- 情報が少なく、ネットで詳細や評判を見つけにくい場合も
価格と品質のバランスを重視したい人や、地域の工務店ならではの温かみのある家づくりに魅力を感じる人におすすめです。



わが家が購入したのはこのタイプ!コスパが良くて内装の雰囲気も気に入っています
③ 大手ハウスメーカー系(モデルハウス仕様)
積水ハウス、セキスイハイム、ダイワハウス、ミサワホーム、一条工務店、住友林業、ヘーベルハウス、パナソニックホームズなどの大手ハウスメーカーが建てたモデルハウス仕様の建売住宅もあります。
分譲地内のショーケースとして建てたモデルハウスを、一定期間公開後に販売するパターンが多いです。
性能・デザイン・外構すべてが完成された状態で販売されるのが大きな特徴。
- 高性能(断熱・耐震・気密など)&高品質
- 外構・照明・カーテンなどコーディネートされている
- 売主の場合がほとんどで仲介手数料がいらない
- 価格が高い
- 供給数が少なく、競争率が高い
「長く快適に住める高品質な建売が欲しい」「モデルハウスのようなデザイン性を重視したい」という人に向いています。



ハイドアのような、デザイン性に優れた設備をいち早く取り入れたりしているよ
大手ハウスメーカーの建売住宅に興味がある方は、住宅展示場の見学もとても参考になるのでオススメです。


見えない差に注目!比較すべきチェックポイント


建売住宅の “広告では分からない違い” は、実際に住み始めてから気づくことも。
購入前に以下のポイントをチェックしておくと、後から「ここが違った…」と後悔するリスクを減らせます。
- 建物の基本性能(断熱性・耐震性・気密性など)
- 設備仕様(標準かオプションか/グレードの差)
- 外構・照明・カーテンなど「込み」の範囲
- 保証・アフターサービスの内容と期間
- 施工の質(見学会・口コミ・施工事例などで確認)
できる限り現地で実物を見たり、複数の会社を比較したりすることが大切です。



見学時には気づきにくい性能や保証の差が意外とあるんだ
さらに詳しく比較・検討したい方は、こちらのチェックリストも活用してみてください。




まとめ|広告だけで判断せず、実物&中身をチェックしよう
「建売住宅=全部同じ」ではなく、会社ごとに家づくりの考え方や仕様が大きく異なります。
| ライフスタイル・価値観 | おすすめタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 予算を抑えてマイホームを持ちたい | パワービルダー系(ローコスト) | 価格が安く、土地付きで探しやすい |
| コスパとデザインのバランスを重視 | 地域のハウスメーカー・工務店系 | デザイン・施工の質が良く、相談もしやすい |
| 高性能&高品質を求める | 大手ハウスメーカー系 | 住宅性能・保証・デザイン性がすべて高水準 |
価格だけで決めるのではなく、性能・設備・保証・施工品質など、トータルで比較することが後悔しないためのポイント。



チラシや価格表だけじゃ分からない部分までチェックするのが大事だね
気になる物件があれば、複数社の建売を見学して比較してみましょう。
実際に目で見て確かめることで、価格以上の「違い」がきっと見えてくるはずです。
実物や仕様をじっくり見比べてみてくださいね。
【わが家が後悔のない建売選びができた理由】
「良い建売住宅」に出会えるかどうかは、たしかにタイミングやご縁も関係します。
でも、実は “当たり” を引ける確率をグッと高める方法があるんです!
- 自分たちの理想・希望をしっかり言語化しておく
- 家の性能や価格相場について、ある程度知識を身につける
- いくつかの物件や会社を比較して、目を養う
とはいえ、これらを自力で全部やるのは大変そう…時間もかかりそう…と思う方も多いはずです。
そんなときにオススメなのが「注文住宅(モデルハウス)の見学」に行くこと。
実は、注文住宅を見学すると
- 住宅会社の提案力や標準仕様が分かる
- 建売と注文の“違い”がよく理解できる
- 予算や希望の整理が自然とできる
などなど、建売選びにも大きなメリットがたくさん。



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