建売住宅を買いたいけれど、「資産価値がすぐに下がりそう」「将来売るときの価値(リセールバリュー)が心配」という不安はないでしょうか。
住宅は一生の買い物だからこそ、資産としても価値を保てるかどうかはしっかり考えておきたいポイントです。

将来、売る可能性がないとは言い切れない…
建売住宅は購入時の選び方次第で、将来の価値に大きな差が出てしまいます。
本記事では、資産価値が下がらない建売住宅を選ぶためのチェックポイントを、立地・土地・建物の3つの視点から分かりやすく解説します。
「買ったあとに後悔しない」「将来売るときにも困らない」建売住宅を選ぶため、ぜひ参考にしてくださいね。
- リセールバリューのある建売住宅を選びたい
- 気になる物件の資産価値をチェックしたい
- 将来的に家を売却する可能性がゼロではない
失敗事例も知っておくと、チェックリストの重要性がさらに実感できます。


資産価値が下がりやすい建売住宅の特徴
建売住宅の資産価値は、「立地」や「土地条件」「建物の内容」によって大きく変わります。
以下のような「価値が下がりやすい特徴」がある物件は注意が必要です。
- 駅から遠い・利便性の低い立地
- 画一的なデザインや大量供給のエリア
- 建物の品質が不透明で信頼性が低い
- 小規模分譲地や敷地に余裕がない物件
- 需要の少ない間取りや仕様
ここからは「立地編」「周辺環境編」「建物編」に分けて、チェックポイントを詳しく解説していきます。



「価格が下がるリスク」を知っておくのが大事だね
選び方を考える前に、まずは建売住宅のタイプ別の違いを押さえておくとスムーズです。


チェックリスト:立地編
不動産の資産価値は、時間が経っても残る「土地の価値」がカギ。
建物は築20年を過ぎると価値がゼロに近づくといわれており、立地条件が良いほど資産価値が保たれやすい傾向にあります。
- 駅に近く徒歩圏内かどうか
- 商業施設・学校・病院など生活利便施設が近いか
- 入将来的に人口が増える、または開発予定のあるエリアか
- 災害リスクの心配がないエリアか
ただし土地の価格が高すぎると固定資産税の負担が増えるため、価格・立地・税金のバランスを見極めることが大切です。
駅に近く徒歩圏内かどうか
一般的に、駅から徒歩圏内(目安:10分以内)の物件は需要が高く、資産価値も下がりにくいとされています。
駅近物件は価格が高くなりやすい一方で、将来売るときも買い手が見つかりやすいのがメリット。
ただし、地域によっては事情が異なります。
地方都市や郊外では車移動が主なため駅の近さよりも、日当たり・道路環境・駐車スペースなど他の条件が重視されるケースも。



地域特性をよく見極めよう!
商業施設・学校・病院など生活利便施設が近いか
スーパーなどの商業施設が近いと、日々の暮らしが便利になるだけでなく中古住宅としても人気が高い傾向があります。
特に子育て世帯にとっては、学校・病院・公園などが徒歩圏内にあるかは重要なチェックポイント。
利便性の高い立地は時間が経っても需要が安定しやすく、資産価値の下落を抑える効果が期待できます。
将来的に人口が増える、または開発予定のあるエリアか
将来的な人口動態や再開発計画も、資産価値に大きな影響を与える要素です。
たとえば再開発が進んでいる駅周辺やニュータウンエリアなどは、今後インフラが整備されることで利便性が向上し地価が上昇する可能性も。
自治体の都市計画や再開発情報、人口推移データなどをチェックしておくと安心ですよ。



ちょっと先を見据えるイメージかな
災害リスクの心配がないエリアか
洪水・土砂災害・津波などのハザードマップは必ず確認しておきましょう。
災害リスクが高い地域は購入時は安くても将来的に需要が減少し、資産価値が下がる可能性があります。
逆に、安全性が高いエリアは資産価値が落ちにくい傾向があり、安心して長く暮らせるというメリットもあります。
チェックリスト:周辺環境編
周辺環境は毎日の暮らしやすさはもちろん、将来的な資産価値にも大きく関わるポイントです。
- 敷地に十分な広さと駐車スペースがあるか
- 日当たり・風通しが良いか
- 前面道路の幅が十分にあり、安全性が高いか
とくに「敷地の広さ」や「道路状況」「日当たり」などは、中古市場でも評価されやすい条件なので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
敷地に十分な広さと駐車スペースがあるか
土地にある程度の余裕があると駐車スペースを確保できたり、庭を活用できるなど暮らしの幅が広がります。
車の出し入れがスムーズにできるか、庭で子どもを遊ばせたり倉庫を置きたいといった希望が叶うかどうかも、大切なチェックポイントです。
ただし、あまりに敷地が広すぎると草むしりや手入れなどの管理が大変になるため、「広ければいい」というわけではない点にも注意しましょう。



うちの庭は狭いけど、草抜きは想像以上に手間だった…
日当たり・風通しが良いか
南向きや角地など、日当たりや風通しが良い土地は人気が高く、資産価値も落ちにくい傾向があります。
冬場は建物の影が約1.6倍に伸びるため、隣家との距離や建物の高さもチェックしておくと安心です。
ただし日当たりが良すぎると夏場は室内が暑くなりやすいため、庇やカーテンで調整するなどの工夫が必要なことも。



最近では日当たりがあれば、南向き以外も人気みたい
前面道路の幅が十分にあり、安全性が高いか
前面道路の幅は、生活の利便性と安全性を大きく左右する重要ポイントです。
4m程度 … 駐車やすれ違いが難しく、大型車は通行できない場合も
6m以上 … 車同士のすれ違いがしやすく、理想的
8m以上 … 余裕がある反面、交通量や騒音が多い道なことも
また、前面道路が私道かどうかも必ず確認しましょう。
私道の場合、通行やメンテナンスのルールが複雑なケースがあり、将来的な売却の際にネックになる可能性があります。
チェックリスト:建物編
建物自体の性能や間取りも、資産価値を左右する大切な要素です。
- 信頼できるハウスメーカー・不動産会社の物件か
- 耐震性・断熱性など基本性能が十分か
- 間取りが汎用性の高いファミリー向けか
- 周辺の建物や環境に配慮された間取りか
とくに「万人受けする間取り」「信頼できる施工会社」「基本性能の高さ」は、将来的な売却・賃貸のしやすさに直結します。
信頼できるハウスメーカー・不動産会社の物件か
建売住宅は、施工会社や販売会社によって品質や対応が大きく異なります。
過去の施工実績や口コミ、企業規模などをチェックし、信頼できる会社の物件を選ぶことが重要。
アフターサービスや保証が充実している会社は、購入後の安心感にもつながります。



ハウスメーカーや見学は何社か行ってみるのがオススメ!
耐震性・断熱性など基本性能が十分か
耐震性や断熱性は、住み心地だけでなく将来的なリフォームコストや評価額にも影響します。
省エネ性能や耐震等級など、プラスαの性能があると資産価値を保ちやすくなります。
間取りが汎用性の高いファミリー向けか
中古市場で人気が高いのは「3LDK〜4LDK+駐車場付き」といった、ファミリー層が暮らしやすい標準的な間取りです。
デザイナーズハウスなど、個性的な間取りや内装は一見洗練されたデザインで魅力的に見えます。
しかし将来的に買い手が限られてしまい、資産価値が下がる可能性があることも。



「万人受けする家」を選ぶのも実は大事なポイントだね
周辺の建物や環境に配慮された間取りか
周囲の建物との位置関係や、窓の向きもチェックしておきましょう。
たとえばリビングの窓が人通りの多い道路に面していて目隠しもない場合、プライバシーの観点から敬遠されがちです。
一方で庭やフェンス、駐車スペースをうまく配置して目線を遮る工夫がある物件は人気が高い傾向にあります。



リビングの窓の前がすぐ道路だと、カーテン開けづらいかも…
窓から見える景観や隣家との距離感も、将来的な資産価値を左右する意外なポイントです。
まとめ|資産価値を守る建売住宅は「選び方」が決め手


建売住宅は、選び方次第で資産価値をしっかり守ることができます。
なかでも特に重要なのが「立地」と「土地条件」。
駅からの距離や周辺環境、道路の広さなど、時間が経っても価値が残る土地を選ぶことが最大のポイントです。
- 駅に近く徒歩圏内かどうか
- 商業施設・学校・病院など生活利便施設が近いか
- 入将来的に人口が増える、または開発予定のあるエリアか
- 災害リスクの心配がないエリアか
- 敷地に十分な広さと駐車スペースがあるか
- 日当たり・風通しが良いか
- 前面道路の幅が十分にあり、安全性が高いか
- 信頼できるハウスメーカー・不動産会社の物件か
- 耐震性・断熱性など基本性能が十分か
- 間取りが汎用性の高いファミリー向けか
- 周辺の建物や環境に配慮された間取りか
もちろん資産価値の高い条件をすべて満たそうとすると価格が高くなるため、すべてを完璧にするのは現実的ではありません。
自分たちの希望やライフスタイルを整理して「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にしておくと、後悔のない選択がしやすくなります。



わが家も立地を優先した分、土地の広さは妥協したんだ
建物についても、需要のある間取りや信頼できる施工会社を選ぶことが大切です。
しっかりとポイントを押さえて選べば、建売住宅でも資産価値を守りながら満足度の高い住まいを実現できますよ。


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「良い建売住宅」に出会えるかどうかは、たしかにタイミングやご縁も関係します。
でも、実は “当たり” を引ける確率をグッと高める方法があるんです!
- 自分たちの理想・希望をしっかり言語化しておく
- 家の性能や価格相場について、ある程度知識を身につける
- いくつかの物件や会社を比較して、目を養う
とはいえ、これらを自力で全部やるのは大変そう…時間もかかりそう…と思う方も多いはずです。
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実は、注文住宅を見学すると
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- 建売と注文の“違い”がよく理解できる
- 予算や希望の整理が自然とできる
などなど、建売選びにも大きなメリットがたくさん。



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